馬車
木曜日, 10月 6th, 2011見る分にも申し分ない飾り立てた競馬は、ハクニーが牽く馬車には打って付けでした。ハクニーそのものの遺伝能力は強いもので、アウトブリードによっても特徴が全く削がれることなく、色濃く残され続けています。かつてイギリスの道路交通状態の改善によって溝が激減すると、スピードも出せて快適な乗り心地の馬車が国中に普及していきました。その馬車を牽いているのがハクニーであり、アメリカやオーストラリア、南アフリカ、アルゼンチンなどの諸外国へエクスポートして拡大し、ヨーロッパのフランスでは舗装された道路に、ハクニーが牽引する馬車が生まれました。
蒸気機関が発明されたことや、鉄道による列車が誕生したことで、馬車の需要が激減しました。ハクニーの生産もごく僅かな生産者にのみ保護されておりました。今では、競馬などの実用化というよりもレース用に生み出されており、タフな力強さよりも美麗さを追求した改良種が生み出されています。実用馬としては、日本でも生産されていたと歴史には記されています。競馬による馬券販売が禁止されていた時期があり、そのことからレース馬のサラブレッドよりも生産が多かったようです。時を経て、小岩井農場がブラックパフォーマーという種牡馬をインポートし、模範賞や奨励賞を受賞するなどして、328頭もの産駒を誕生させました。その美麗な姿による歩き方を見ることができます。